癒しと美髪が手に入る女性のミカタ
ユーカリの原産地はタスマニアです。現在は、主に南オーストラリア、地中海地方で広くみることができます。
オーストラリアでは、なんと、森の樹木の「4分の3」がこのユーカリなのだとか。
日本ではすっかりおなじみの「ユーカリ」という名前ですが、これは万国共通の名ではありません。日本の呼び名「ユーカリ」は、学名である英語の「ユーカリプタス」の発音を短縮した呼び名なんですって。
では、学名の「ユーカリタプス」とは どういう意味なのでしょう?
これは、「良い蓋」という意味を表すそうです。ユーカリのつぼみのガクと花弁が蓋状になっているから名付けられたとか、ユーカリが乾燥地でもよく育ち、大地を緑で蓋のように被うために名付けられたのだという説があります。
ユーカリは世界で最も高く成長する樹木の一つで、成長すると150mにもなります。
成長が早く、水分を多く必要とする植物なので、ユーカリを植えると、土地の水はけがよくなり、健康な風土を生み出すといわれます。
ユーカリの種類は、「500種以上」もあります。
しかし、その中で私たちが薬用として用いるのは、芳香性のある一部の種類だけ。
最近人気のアロマテラピーで使われるユーカリは、「グロブリュス種」と「ラディアータ種」の主に2種類です。
以前はグロブリュス種が一番広く利用されていましたが、最近はラディアータ種の人気が高くなっています。その理由は、ラディアータ種がグロブリュス種の持つ特性をすべて持っていることに加え、香りが良く、皮膚への刺激が非常に少ないためなのだそうです。
大陸の大部分が乾燥した気候のオーストラリアでは、たびたび山火事が起こります。ユーカリの種は火災で熱せられ、火事の後に降る雨によってすぐに発芽するという強い生命力を持っています。
過酷な気象環境においても、ユーカリの成長は早く、驚くべきものがあります。ユーカリは根を地下深くまで伸ばして地下水を引き寄せるので、土壌がアルカリ性になっている乾燥地帯でも強く育つことができるのです。
このユーカリの強靭な生命力を利用し、砂漠化した地域を緑化にする計画も現在実行されています。
コアラはユーカリの葉を食べますが、もともとユーカリはどんな動物でも食べられるわけではないほどのかなり刺激の強い植物です。それだけユーカリは作用も強く、古くから殺菌・解毒の効能がある植物として珍重されてきました。木が立っているだけで、その場の空気が浄化され、伝染病が流行しないという言い伝えもあるほどだそうです。